言葉の揺れる幅

 言葉にも感性がある。心に残る言い回し、人格、未来を創造する様な言葉が。そんな言葉の数々に触れるだけで、僕の心が蠢き始める。

 言葉とは、身体のどの部分から発せられるものなのだろうか。

 自身の言葉というものは、知識とは別の次元で振り分けられる。その振り分け方が能動的ではないことに落胆を覚えたりもする。

 空気は無数の言葉を振動させ、全てを包み隠さず乗せる。音は消えても、その事実は地球の裏側まで届くのかもしれない。

 良い言葉を捕まえたい。キレイな空気の中で。そして、そんな言葉を還元するために、太陽と月の間で動いてみる。

 願い続ければ、不自然が、新たな自然を作り出すかもしれない。