2004-06-29 言葉に音を乗せて 楽しさ、嬉しさの果てに死があるのなら、一度くらいは覗いてみたいと思う。 喜びの中に潜む孤独。他者がいて、初めて知る円と位置。一人に気づいたとき、何を手にして歩くのか。 空間の彩り。風に色があることを知る瞬間。 アシンメトリーな水彩画。肌で感じ、海へ返す。 鳴り響く鐘。神様のイタズラ。雲の含み笑い。 一つの出逢いが様々な言葉を持ち始め、今は未だ、物語る文とはなっていない。点が図形を描くまで、僕は向かい合うのだろう。その、繊細な質感に触れるまで。 スケッチブックの中で出会ったモノたちへ捧げる。