破壊

不意に訪れる関わりに上手く対応しきれない時がある。例えばそう、本を読み耽っている時に鳴った電話への対応など。頭が切り替わっていないと言えばそれまでですが、もっと突っ込んだ理由があるのではないか。

そんな状況に立ったとき、先ず最初に気づくのは不自然な自分。別に罪悪感があるというわけではなく、気持ちが乗ってこないと言う方が感覚として近い。最初のテンションを逃すと上手くリズムに乗ることも出来ない。軌道修正を試みるほど益々不自然になっていくサイクル。

不自然体を演じ切れていないことも一つの原因なのかもしれない。要するに、自分自身を受け入れていないということに繋がってくる。受け入れない所から発せられる言葉は脆い。いや、その言葉に不随する感情が脆いとでも言うべきか。そしてそれは全ての活動に言えることである。

試しに絵を描いてみると良いかもしれない。感情の健康度はこんなところからも量ることが出来てしまう。弱くても力強い感情があれば、描いた絵に満足することだろう。

何を受け入れ何を拒むか。ソコに明確な境界線を引くことが出来ないと、関わってくれる他者を不幸にする。自身でも分かる破壊は心の弱さから来ていると改めて感じた一日。