偶然の再会

バイト先の先輩と飲み、駅で別れる。別れたと同時位に自分の名前を呼ぶ声が。その声の正体は友達の前の恋人でした。僕はよく、他人から「前向きだねぇ」と言われますが、その、友達の前の恋人であり僕の友達でもある女の子は、僕よりもずっと前向きな人だと思います。雑多の中から僕を見つけてくれたことは嬉しい。それと同時に、自分が先に気づけなかったことが少し悔しくも感じたり。

一年以上会っていなかったにも関わらず、その距離はとても近いものでした。いや、もしかすると最後に会った時以上に近くなっていたかもしれない。それは何故だろうと考えてみると、お互いに同じような決断をしていたり、それを乗り換えるというのは大げさですが、昇華出来たからかもしれません。

全く違う環境にいながらもそんな友達がいることに、何か心が暖かくなった気がします。立ち話する程度の時間しかなかったけど、これを気に改めて話を聴きたいなぁと思ったり。

外に出ることで得られるものは本当に意外なものばかりで、だからこそ、家の中がある種の特異空間となっているのだと感じた一日でもありました。