繋がりと広がり

誰かと連絡を取ることで、新たな繋がり、そして広がりを感じることがあります。その人との新たな共通点が見つかったり、その共通点が関係の幅を広げたりと。そんな瞬間はやはり嬉しいもので、創造の原点をそこに見る思いです。

では、どのように繋がりが広がっていくのでしょうか。それはやはり、自分の引き出しにあるものを相手に曝け出す、この行為が一番早い方法かと思われます。引き出しのどれかが相手の引き出しにも仕舞ってあり、自分の品物に反応して差し出してくれる。そんな循環が広がりを作って行きます。ただソコに、決定的な違いを見出したりもするものです。

決定的な違いがあることは決して悪いことではありません。それはその人の個性というか、その人の足跡であるのだから。その決定的な違いを見たときに、「そこに反応するアナタは不思議な人だ」と思ったりします。

繋がりが広がっていくことで、その人との距離を感じたりもする。その距離は相手の凄さに尊敬を覚える反面、自分の情けなさを披露する距離でもある。距離を縮めることが相手と分かりあうことなのか。それとも、同じ距離を違う道で走ることが分かりあうことなのか。ふと、「一流というものに触れてみたい」と感じた瞬間でもありました。広がることはそれだけ道筋が増えること。その道を歩き続けている自分の後姿を想像しながら、明日への活力を蓄えたい。そんな素敵な繋がり、そして広がりでした。