半日を夢の中で過ごした後で

日曜日は休日のせいか、自然と眠りが一日の大半を占めてきます。そのリズムが平日を活発に動かすための準備を整えてくれているのですが。そんな長い眠りから覚めた後、今日という一日に自分は何を残すのか。

先ずは読書に耽ります。美味しいココアを飲むために、ミルクの量を念入りにチェックします。好きなCDをかけ、部屋の明るさを自分好みにします。全てが自分一人のために用意された空間となります。そこには大きな幸せはありませんが、不幸を感じない程度には満たされています。

幸・不幸を考えている時点で幸せではないのかもしれません。しかし、そんなことを考える余裕があるだけ、不幸ではないのでしょう。そこには息詰まるものが存在していませんから。人との交流を絶つ日というのが、たまには欲しくなるものです。何故、そんな日を必要とするのか。それは時間の使い方が上手くないからだと思いますが。

そう、結局、時間の使い方を知らないからこそ、こう自分と向かい合う時間を一日単位で欲してしまうのです。よく、「恋人よりも夢を取る」という言葉を耳にしますが、それは間違っていると思います。夢と恋人は全くの別物で、比べる対象にはなりません。比べる対象になっていないのだから、それは両立出来ていることがむしろ自然なことなのだと。そのためにも、時間の有限性を意識すべきかなと思います。

一人の時間が長い日は、どうでも良いことまでグルグルと考えてしまうものですね。