道中にて

 生きるとは確かに大変なことなのかもしれない。しかし、難しいことではない。大変であっても楽しい。次々と課題が出てきても、決して難しくはない。

 何故、難しい顔をして自身の生と向かい合うのだろう。それはおそらく、自身に何かしらの説得を試みたいからだと思う。説得し、諦めさせる。現状の維持が自分の使命だと刷り込む。表情に時が刻まれていく。。。

 やがて、疑問を抱かなくなる。

 そんなことはどうでも良いことなのだが、ただ、生きることは難しくないと思うだけ。

 社会に教えられた自身の無知を反省しつつ、未来への野心と希望が前へ進ませる。

 襟を立てながらも、肌に感じる風が心地良い。