とある映画へのオマージュ

 常に、運命は作り出すものでありたい。僕の世界、アナタの世界、世界を繋いでいる世界。

 様々な世界を前に、どんな感情を抱けば良いのだろう。

 感情に意味を問わなければならないのなら、意味の中でしか分かりあうことが出来ないのなら、僕の願うことはただ一つ。

 その人の至福を儚さだと思わないで欲しい。

 時に、世界の繋ぎ目は儚いものかもしれないけれど、そこには作り出された運命があるから。喜びはないかもしれないけれど、儚いなんて思わないで欲しい。

 世界の繋ぎ目を見ていれば、目を逸らさずに見ていてくれれば、感情が風景を描くから。

 繋ぎ目に描かれた、感情の風景を捧げる。