削ぎ落とした末にあるもの

 最近、時間単位で区切りながら生活することを心掛けている。その成果かどうかは分からないが、短い時間も愛しく、貪欲に貪りたくなる。一日の充実ってつまり、どれだけ時間を能動的に使いこなせたかにあると思う。

 しかし、ただ、使いこなすだけではだめだ。やはり、そこには人の温もりがあり、その温もりの中で時間を使わせてもらえるからこそ、充実した日々を送ることが出来る。

 温もりに感謝しながら時間を使いこなすこと。それは、頭の中をよりシンプルなものにしていくことだ。

 不必要なものを削ぎ落とし、必要なもの、必要としているものに集中する。

 削ぎ落としていく中で感じる温もりと、自分の意志への実感。
「頭の中は出来るだけ、きちんと整理するのが楽しむコツだ」と、実感として分かりかけてきたこの頃。